クラブを限定してプレーしてみた
一般に河川敷コースは変化がなく単調ではある理由から好まない方もいるとは聞く。しかし私は一時期通い詰めたほどハマっていたことももあるのだ。河川敷コースが家から近いので利用しやすいということもあるが、他にも各クラブでの自分の飛距離の確認ができることや、コースの両サイドに法面のような斜面もないため、曲げると曲げたなりのトラブルになり、自分がどれくらい上達したか、言い換えれば下手さが再確認できるのだ。
この河川敷コースの特徴から思いついた遊び方がある。なるべく同じクラブを多用してラウンドするスタイルである。つまり本数を減らして(限定して)ラウンドするのである。例えば、ティーショットはドライバーは使わずにFWやロングアイアンを利用する、2打目はグリーンまでの距離に合うクラブを持ち合わせていないと、抑えて打ったり、フルショットで打ったりと限定したクラブを利用し調整して打つことになる。そうするとグリーンに乗る事はまずないため、アプローチクラブを毎ホール使うのでアプローチ練習にもなる。
このスタイルでのラウンドは、2打目が特に楽しいのだ。通常のラウンドでは距離に応じてクラブ選択を考えるが、持ち合わせのクラブが少ないのでクラブ選択は迷わない。逆にあり合わせのクラブでどれくらいの強さで打つかや、絶対に届かない場合は左右どちらにレイアップするかを考えてショットするのである。このように普段考えないことを考えてプレーするのが非常に楽しいのである。また普段利用頻度が低いロングアイアンなどを何度も多用するため、たまにナイスショットしたときの快感は形容し難い。さらに、グリーン周りでのアプローチの練習もたっぷりできるのである。このスタイルでラウンドしてもスコア的には変わらないのである。結局はグリーン周りのアプローチとパッティングの良し悪しでその日のスコアが決まるのがゴルフなのである。
先日、スループレーができるとのことで久しぶりに河川敷コースに伺った。クラブは5本(4I、7I、9I、52°、パター)選択してのラウンドであった。セカンドでOB打ったり、アプローチが全く寄らなかったり、自分の安定度のなさを痛感したが楽しいラウンドではあった。一言言い訳をするならば、久しぶりの高麗グリーンであったため、アプローチやパターの距離感が全く合わなかった事が挙げられる。そう考えると、フルセットでラウンドしても多分同じ結果になっていたとは思うのである。結局、ゴルフはアプローチとパターなのでしょう。
このように河川敷コースは色々な楽しみ方があるので、今まで避けていた人も行ってみてはいかがであろうか。コース全体の距離は短めで、平なライから打てることや、ボールも比較的なくならない点から考えるとゴルフを始めたばかりの方にも河川敷コースはお勧めかとは思うのである。
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