【一人予約】一人予約とは

一人予約

《一人予約》は便利なシステム

《一人予約》というものをご存知であろうか。いつからだろうか、この言葉を耳にする諸兄も多くいるのではなかろうか。一般にゴルフ仲間2名以上でプレー予約するのがゴルフの定番であるのに対して、1名からのプレー予約が可能なシステムの事を《一人予約》と言うのである。ただ、1名でのラウンドを許可してもらえるゴルフ場は少なく、少なくとも自分も含めて2名以上の《一人予約》のゴルファーが同じ予約枠に予約を入れる事がプレー実施の条件となる場合が大概である。つまり、《一人予約》の場合、面識のないメンバーと一緒にプレーをすることになる。また、《一人予約》を長く続けていると、以前ご一緒した人と再会することも少なくない。

《一人予約》はゴルフ好きにはとてもありがたいシステムである。
《一人予約》システムがない頃は、メンバーを集めて、日程を調整し、誰が誰をピックアップするなど配車に気を使い、当日雨模様の場合、決行するかキャンセルするかの合意を取るなど、いちいち面倒であったが、《一人予約》の場合、全て自己完結できることがありがたい。

《一人予約》に懸念があるとすると、初対面のメンバーとのプレーについてではなかろうか。
・メンバーがめっちゃ上手い人だとプレーの邪魔をしないだろうか
・気難しい人だと気疲れしないだろうか
・昼食時に話題がなく、気まずくならないだろうか
・自分が下手すぎて、相手に迷惑かけないだろうか
・1ペナなど救済措置ルールに厳しい人で怒られたらどうしよう
など、など、見知らぬ相手への妄想で「一人予約」に踏み出せない人や、予約はしたが前日不安で眠れない夜を過ごす人もいるのではなかろうか。

長らく《一人予約》を続けている私の見解としては、すべて杞憂だと思うのである。少なくとも今まで私が経験した100を超える《一人予約》ラウンドに於いては、ご一緒した方々とは気持ち良くプレーをさせて頂いている。ご想像通り、《一人予約》に集うゴルファーは色々なタイプの人が存在する。70前後でラウンドするめっちゃ上手い人、120、130打位でラウンドする人、寡黙なひと、一日中喋り続けている人、食事中大いに盛り上がる人、黙々と昼食をとる人、打数を数え間違えている人、救済方法のルールがわからない人、プレーの遅い人、速い人、さらには外国人や70台で回る小学生の女の子、などなど、色々なタイプのゴルファーが《一人予約》を楽しんでいる。そして総じて、同じパーティーのメンバへは誰もが寛容で、紳士淑女なのである。ましてや、初対面の相手が気を悪くするような言動をする人には会ったことがない。スイング理論やギアの知識を披露したい人もいるが、メンバーがその分野に興味がなければ無理強いはしてこない。ルールについても分からなくても、聞いたら親切に教えてくれる。たとえ大叩きしている人がいても雰囲気が悪くなる事なく全員でプレーが遅くならないように協力してラウンドするのである。結局《一人予約》をするような人は、自分がゴルフをしたいだけなので、過度に相手に干渉することは控えているかもしれない。また、初対面の相手を不快にさせない大人な対応をされる方が殆どなのだと思うのである。

相手から心地よくプレーさせて頂いているので、こちらも最低限相手のプレーを邪魔しないようには気をつけていはいる。例えばマナーとして私が心掛けているのは、相手がアドレスに入ったら、後に立つのは避け、立ち止まってインパクトするまでは動かない&音を立てない、パッティングラインは踏まない、プレー全体の進行が遅れないよう、自分はプレーファースト、相手が困っていれば助けるなど、基本的なことは注意して実施している。

《一人予約》はありがたいシステムなので、夜な夜なサイトを覗いては、ポチッと予約ボタンを押し、プレー当日を指折り数えて待ちわびている。

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