【ラウンド外】早朝のゴルフ練習場

ラウンド外

初めてのゴルフ練習場、初めての早朝練習で段取りを見切る

思い起こせば数年前、家からは少し距離はあったが全長250ヤード以上のお気に入りのゴルフ練習場が取り壊されてから、すっかりゴルフ練習場とは疎遠になっている。さらに、年に1回くらい利用させて頂いていた近所のゴルフ練習場は、全長150ヤードくらいの鳥籠のような練習場だったのだが、そこも先日近くを通ってみたところ綺麗に空き地となっていた。こうしてゴルフの神様は迷えるゴルファーに試練を与えるものなのである。

なくなったゴルフ場を嘆いていても仕方がない、こちらとしてはシャンク病の治療が急務のため、一刻もはやくゴルフ練習場を見つける必要があるのだ。インターネットであれこれ検索した結果、早朝割引なるものがあるゴルフ練習場を見つけた。そこは早朝(平日 6:00~9:00 / 土日祝 6:00~8:00)に限り打席料が無料になるとのことで、早朝練習は初めてであるが、これ幸とこのゴルフ練習場に行くことに決めたのである。ゴルフであれば早朝などは全く苦にはならない。

いざ練習場に到着したのだが、早朝の練習場というのは初めてなので勝手がわからない。まずは受付からして閉まっているとは予想だにしていなかったため、玄関で右往左往してしまった。ちょうどゴルフバックを担いだ年輩の方が少し離れた通用口のような所へ向かっているのを目撃し、なるほどと早朝は通用口から入るということに合点がいったのである。改めて玄関の扉をよくみると、早朝は通用口から入るようにと張り紙に指示が書かれていた。ゴルフの練習も久しぶりだし、この練習場は初めて利用するし、早朝に練習することも初めてであるため、相当テンパっていたのかもしれない。慣れないことをするとうまく行かないのは世の常でるが、こうやって皆大人になっていくのである。

練習場に入ってからも驚いた。私は早朝6時過ぎに練習場に到着したのだが、既に打席は9割位埋まっているのだ。昨今ゴルフ業界が少し盛り返してきているとは聞いていたが、朝っぱらからこれほど練習に通うゴルファーがいるものかとは夢夢思っていなかった。人の多さに圧倒されながらも、打席の後ろの通路を歩いて空いている打席を探していくのであるが、どうも常連さんの仲間グループが多いようで、会話している彼らの間の打席が空いていてもそこへは入りづらい。色々遠慮しているうちに、結局端っこの打席に陣取り腰を落ち着けた。

次に練習ボールの購入方法を確認しようと周りを見渡すと、練習ボール購入機を発見した。そこで打席で柔軟体操などをしながら、誰かがボールを購入する様子を見ようと待っていると、打席に備え付けのカゴを持った一人の方がボール購入機に近づいていき、カードを機械に差し込んでボールを購入している様子が目撃できたのである。なるほど事前にの現金でカードを購入に、そのカードでボールを購入するスタイルの練習場かと理解したのである。そこで今度はカードの自販機を探すため、打席の後ろの通路を、もと来た通用口方向に探しながら歩いていくと、通用口付近にそれは設置されているのである。ここにいたりようやく全貌が理解できた。本来は通用口から入って、カードを購入し、打席を探し、ボールを購入し、そして練習開始というのがこの練習場の想定された段取りなのであろう。

今回は初めてということもあり、素人然とした練習場での所作ではあったは、今はこの練習場の段取りを完璧に見切ってしまった。次回はベテラン風を吹かせて颯爽と練習を開始する自分の姿が目に浮かぶのである。そして思うのは、シャンクも直せるし、たまに練習場で練習するのも悪くないと言うことであった。

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