【ラウンド】スコアカードへ打数を記入

ラウンド

武士の情けでそっとして欲しい時もある

プライベートのゴルフラウンドでは1ホールごとに自分と同伴競技者全員分の打数をスコアカードに記載するという謎の習慣が存在している。4人でラウンドしている場合は、自分と他の3名の同伴競技者のスコアを各ホール毎に記載しながらラウンドするといった具合である。自分のスコアを記載するのは理解できるが、他の同伴競技者のスコアを記載する理由がはっきりせず謎なのである。ゴルフを始めたばかりの頃はこの謎の習慣に戸惑っていた。なにせ自分のプレーで精一杯で他人のスコアを気にする余裕などなく、スコアカードに記載するなど手間でしかなかった。この謎の習慣の目的や生まれた背景など、幾度か周囲のゴルファーに聞いてみたが、特に意識して考えている人はいなく、せいぜい、次のホールでの打順を確認するためじゃないか程度の回答なのである。と言うのもゴルフは前のホールで成績が良い順番でティーショットの打順が決まるからである。だが、それだけの目的で他者のスコアを記載するのは説得力に欠けるように思われる。競技やコンペ、それとライバルのゴルフ仲間と競うラウンド以外のプライベートなお気軽ラウンドで、同伴競技者のスコアを正確に記載する正当な理由が思いつかないのだ。逆にネガティブに作用する場合ならたまにある。

それはPAR5のロングホールであった。ティーショットでOBを打ち、6打でグリーンオン、挙句に3パットの9打でホールアウトしたのだった。3パット目がカップインした時に「9打でした!」と潔く宣言してホールアウト。次のホールに向かう途中、同伴競技者Aさんから「お気楽ゴルファーさん(仮名)、幾つでした?」の問いである。「9打でした。OB打っちゃいまして」。少し歩いていると同伴競技者Bさんからも「お気楽ゴルファーさん(仮名)、幾つでした?」の問いである。「9打でした。OB打っちゃいまして、てへ、てへ」。ティーイングエリアで同伴競技者Cさんからダメ押しの「お気楽ゴルファーさん(仮名)、幾つでした?」の問いである。「9打でした。とほほ・・・」。同伴競技者の皆さんは決して悪気がある訳ではなく、習慣に従って素直にスコアカードを埋めるために聞いていらっしゃるのは理解しています。ただ流石に9打を4回も宣言するとメンタルが・・・。ここは武士の情けでそっとしておいて欲しい所なのだが、習慣には逆らえないものなのである。

ちなみに私は同伴競技者のスコアを記載はするが、スコアをこちらから尋ねないようにしている。その人がスコアを宣言されているような場合はそのスコアを記載するし、分からない場合はパーやボギーなど、雰囲気で適当に記載している。これで殆ど困ることはないが、たまに同伴競技者からスコアをつけ間違えていたので全員分のスコアを確認させて欲しいと言われた場合は少し慌ててしまう。ただ、正直に自分以外の人のスコアは適当につけているので、申し訳ないが他の人に確認して欲しいとお伝えしている。

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