【ラウンド】早朝トップスタート

ラウンド

こうしてティーイングエリアに立ちました

私はティーイングエリアに立っていた。冬場の早朝7時のトップスタートのため夜明け直後と言っても大袈裟な表現とは言えまい。昨日に比べて多少寒さは落ち着いている。風もなく本日の穏やかなラウンドを予感させる。

肩にキャディバックを担ぎ、ついでに左手にゴミ袋を下げて家を出た時はまだ空は真っ暗であった。ゴミ出しを終え、忘れ物がないかや途中立ち寄るコンビニでの朝食をおにぎりにするか、サンドイッチにするか、それとも肉まんにするかなどを思い浮かべながら駐車場に向かうのがルーティンになっている。車を発進させるとガソリンが心許ないことに気づくのだ。時間的にも余裕があるため行き付けのセルフガソリンスタンドに立ち寄り給油する。空はまだ暗く、ガソリンスタンドにも車は1台もいない。道路を行き交う車のヘッドライトが時折黒い車のボディーに反射して光っている。給油機からは給油ノイズとCM音が流れている。夜明け前のガスリンスタンドの冷たい静けさと機械的な騒がしさの中一人給油する時間は結構気に入っている。夜明け前の給油時は、流れる車のヘッドライトや給油機のメータをぼんやりと眺めていると、ふとそれが非現実的に感じられるのだ。併設されているコーヒーショップの窓も真っ暗である。

給油を終え一路ゴルフ場に向かうのであるが想定外に渋滞が始まっている。三叉路の交差点の信号で詰まっているようで、進んでは止まるの繰り返しである。5、6回目の青信号でようやく交差点を通過した。本日はそのゴルフ場が独自に運営している一人予約の枠で予約していた。そのゴルフ場では早く到着すると早い一人予約の枠に移動させてくれたり、最悪遅れた場合は後ろの一人予約の枠に回してくれたりと割合フレキシブルに対応頂けるので、想定外の渋滞でも慌てる事はない。三叉路の渋滞を抜けるとその後は渋滞なくコンビニに到着し、おにぎりを購入しゴルフ場に向かう。ようやく明るくなり始めた駐車場に到着後、受付を済ませ、車中でコンビニおにぎりの朝食を食べ、コース横のクラブハウスへ向かうのである。

クラブハウスでスタート時間を確認すると、予約したスタート時間の枠で他の3名の一人予約メンバーとのラウンドと伝えられる。係の人曰く「あと10分でアナウンスするのでスタートしてください。」との事。後ろの組みに回されるかと想像していたのが当てが外れてしまった。慌てて準備やストレッチを実施しているとスタートのアナウンスが流れる。パッティング練習は諦めざる終えない。他の3名の一人予約メンバと合流し、各自自己紹介がてら名前を確認。いざラウンドスタートである。こうして早朝トップスタートのティーイングエリアに立っているのである。

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