【ラウンド】いつも叩く18番ホールでパー奪取

ラウンド

18番ホールが難しいゴルフ場は緊張感があって楽しいのである。

最終18番ホールはダウンヒルのPAR5である。このホールはパーでホールアウトするのは難しい。ティーショットの落とし所が狭い事や、セカンドショットで左右のペナルティエリアに捕まる可能性がある事や、グリーン手前には脱出が難しいバンカーが配置されている事や、常に左足下がりのライからのショットが必要な事などが原因として考えられる。またグリーンは小さく、グリーン周りは左はワンペナエリア、右はOB、手前と奥はバンカーというPAR5ホールではあるが、パーオンが難しいホールなのである。

これらのホールの特徴から判断し、このホールは戦略的には2オンは狙わないのが定石となる。そこでティーショットは距離を落としてでもセカンドショットが打ちやすい場所へボールを運ぶ事が重要になる。ティーイングエリアから約200ヤード地点は比較的左足下がりの影響の小さいエリアがあるため、そこを目掛けて気持ちよくショットを繰り出すのである。

セカンドショット地点からは、200ヤード以上打ってしまうとグリーン手前のバンカーに捕まってしまう。比較的左足下がりの影響が小さいセカンド地点ではあるが、それでも左足下がりのライであることに違いはない。しっかりバンカー手前に運びたいのだがクラブ選びが難しい。思いがけずクラブフェースが立ってしまうと想定以上に飛んでしまう恐れがあるし、体が起き上がってシャンク気味に右に飛び出す恐れもあるし、テイクバックが浅くなりアウトサイドインの軌道で左のワンペナエリアに飛んで行ってしまう恐れがある。しからばと小さいクラブを選択するとサードショットが強烈な左足下がりのライからのショットになる恐れもある。

そこでセカンドショットの選択したクラブは7番アイアンである。このクラブであれば左右どちらへ飛んでもペナルティエリアまでは行かなそうである。打ち下ろしを考えてもグリーン手前のバンカーまでは届かない。一番恐れるのは、ダフって距離がでず、強烈な左足下がりのサードショットを残すことであろう。トップするくらいの心積りでショットするのが良いかもしれない。

結果セカンドショットではバンカー手前に上手く運べ、サードショットはピンまでおよそ80ヤードの地点である。ここまで来ればパーオンはさせたいところであるが、グリーンは小さい。ここでよく発生するミスは飛びすぎて奥のバンカーに捕まったり、ダフって手前のバンカーに捕まる事である。しかし、ここで気後れしても仕方がない、自分の距離感を信じてショットするだけなのである。強いて言うならば飛びすぎは避けたいところである。そして結果、本日はこのサードショットは上手くグリーンにパーオンさせる事ができ、パーでホールアウトできたのであった。

なかなかパーが取れないこのホールでパーでホールアウトできたのは嬉しい事でであるが、いつもの失敗パターンを振り返っておきたい。1つ目のパターンは、ティーショットで距離がでない場合である。 この場合、サードショットを比較的平な場所から打つために、セカンドショットで距離を出す必要があるのだが、距離を出そうとすると左右のペナルティーエリアに捕まって、ボギー以上を叩いてしまうパターンである。2つ目のパターンは、ティーショットは成功しても、打ち下ろしのセカンドショットで引っ掛けて左のペナルティエリアに捕まるか、ダフってサードショットで距離を残してしまいボギー以上を叩いてしまうパターンである。3つ目のパターンは、ティーショットとセカンドショットは成功しても、サードショットでグリーンをキャッチできずバンカーに捕まり、ボギー以上を叩いてしまうパターンである。

PAR5のホールで一つのミスでパーを諦めざる終えないホールというのは珍しい。しかも最終ホールで。でもこの緊張感が楽しいので足繁く通ってしまうのである。

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